城西大学の真野博先生とDr.小泉の対談が実現!コラーゲンが健康や美容にもたらす効果から、基本のはたらき、最新の研究結果まで、専門家のお二人にお聞きしました。
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真野 博先生
日本で唯一、薬学部で管理栄養士を養成する城西大学薬学部 医療栄養学科の教授。専門は生物学、食品学、栄養学、環境教育、野外教育。コラーゲンペプチドを中心に、細胞レベルからヒト試験まで行っています。城西大学男子駅伝部部長。JOLA2024受賞。
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Dr.小泉さん
大学4年生の時にコラーゲンの性質について研究を始め、卒業後に新田ゼラチンに入社。コラーゲンの機能性研究の第一線を担い、研究の傍ら薬科学の博士号を取得。コラーゲンに関する研究結果や機能性について広めるため、精力的に活動しています。
私たちに欠かせない物質
コラーゲンの性質とはたらき
コラーゲンの基本的な性質について教えてください。
真野先生
コラーゲンは、もともと動物の体内にある物質で、細胞と細胞をつなぐ役割があります。私たち多細胞生物にとって、必要不可欠なものです。
Dr.小泉
「コラーゲン」は、3重らせんの形で存在しています。
それを高温で加熱すると、らせんが1本ずつほぐれた状態になります。
これが「ゼラチン」です。そして酵素を使ってゼラチンを細かく分解したものが「コラーゲンペプチド」。さらに分解すると「アミノ酸」になります(図1)。
真野先生
2000年代までは、コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されてしまうため摂取しても意味がない、と言われていました。
しかし実は、コラーゲンは、完全には分解されずにアミノ酸とアミノ酸がくっついたペプチドという形になっています。
アミノ酸の組み合わせによって、様々な種類のコラーゲンペプチドが存在します。
これらが体内を巡り様々な作用を引き起こすとわかったのが、2010年ごろ。
骨の代謝にプラスの作用を与えるのもその一つです。
通常、骨の代謝には破骨細胞と骨芽細胞という2種類の細胞が関わっていて、これらの細胞がスクラップ&ビルドを繰り返しているのですが、年齢を重ねると乱れがちになります。
そこでコラーゲンペプチドを摂取すると、P-OとO-Gという2種類のコラーゲンペプチドがスクラップ&ビルドを促進。
P-Oが破骨細胞を活性化して壊す作業を進め、O-Gが壊す作業を適度なところで止めてくれます。
また、P-Oは骨芽細胞も活性化してつくる作業も進めます。
これらにより、スムーズな代謝が可能になります(図2)。
つまり、コラーゲンペプチド自体が体内の組織の材料になるのではなく、細胞や酵素を活性化させるはたらきをしているというわけなんです。
Dr.小泉
「コラーゲン」は、3重らせんの形で存在しています。
それを高温で加熱すると、らせんが1本ずつほぐれた状態になります。
これが「ゼラチン」です。そして酵素を使ってゼラチンを細かく分解したものが「コラーゲンペプチド」。さらに分解すると「アミノ酸」になります(図1)。
真野先生
2000年代までは、コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されてしまうため摂取しても意味がない、と言われていました。
しかし実は、コラーゲンは、完全には分解されずにアミノ酸とアミノ酸がくっついたペプチドという形になっています。
アミノ酸の組み合わせによって、様々な種類のコラーゲンペプチドが存在します。
これらが体内を巡り様々な作用を引き起こすとわかったのが、2010年ごろ。
骨の代謝にプラスの作用を与えるのもその一つです。
通常、骨の代謝には破骨細胞と骨芽細胞という2種類の細胞が関わっていて、これらの細胞がスクラップ&ビルドを繰り返しているのですが、年齢を重ねると乱れがちになります。そこでコラーゲンペプチドを摂取すると、P-OとO-Gという2種類のコラーゲンペプチドがスクラップ&ビルドを促進。
P-Oが破骨細胞を活性化して壊す作業を進め、O-Gが壊す作業を適度なところで止めてくれます。また、P-Oは骨芽細胞も活性化してつくる作業も進めます。
これらにより、スムーズな代謝が可能になります(図2)。
つまり、コラーゲンペプチド自体が体内の組織の材料になるのではなく、細胞や酵素を活性化させるはたらきをしているというわけなんです。
Dr.小泉
先生がおっしゃった代謝のメカニズムによって、臨床試験では、肌のターンオーバーが促されて肌質が良くなるという結果が出ています。また、血糖値の抑制やインスリンの分泌促進によって糖尿病の改善も見られています。認知機能についても、効果がありそうだというところまでわかってきました。
摂取するタイミングや形態
コラーゲンペプチドの効果的な摂取方法は?
効果的な摂取のタイミングはありますか?また、粉末や錠剤、飲料など、どの形態がおすすめですか?
※腎臓の疾患等によりたんぱく質の摂取制限をしている方は医師にご相談ください。
Dr.小泉
摂取したコラーゲンペプチドは約24時間で体内からなくなってしまうため、毎日欠かさず摂取することが大切です。どの形態であっても効果は変わりません。必要量を継続的に摂取するということが最も重要なので、形態や飲み方はご自身の好みに合わせていただくといいと思います。まずは1か月継続して摂取すると、効果を感じていただけるのではないでしょうか。
真野先生
体内からなくなるときには摂取することが望ましいですね。
運動をすると体内のコラーゲンペプチドは減少するので、運動後は摂取した方がいいと考えています。また、時間が経つにつれて減っていくため、睡眠という長い絶食の時間が明けた後の食事、つまり朝食時に摂取すると、より効果を実感できるかもしれません。
ただ、小泉さんが言ったように、自分の生活習慣や好みに合わせて、必要な量をきちんと毎日摂取できる方法を見つけていただければいいと思います。
私は毎朝コーヒーに粉末状のコラーゲンペプチドを入れて飲んでいます。
真野先生
体内からなくなるときには摂取することが望ましいですね。
運動をすると体内のコラーゲンペプチドは減少するので、運動後は摂取した方がいいと考えています。また、時間が経つにつれて減っていくため、睡眠という長い絶食の時間が明けた後の食事、つまり朝食時に摂取すると、より効果を実感できるかもしれません。
ただ、小泉さんが言ったように、自分の生活習慣や好みに合わせて、必要な量をきちんと毎日摂取できる方法を見つけていただければいいと思います。
私は毎朝コーヒーに粉末状のコラーゲンペプチドを入れて飲んでいます。
フレイル予防にも効果が期待できる
最新のコラーゲンペプチド研究について
真野先生
現在、城西大学男子駅伝部と協力して、コラーゲンペプチドが筋肉や骨に及ぼす作用を研究しています。対象は長距離走の選手と高齢者。選手たちは若いですが体を酷使しているため、高齢者と同じくらい筋肉や骨を消耗していて、ケガをしやすい状態になっているんです。その対策にコラーゲンペプチドがどう役立つかを調べています。現段階では、摂取することで筋肉が分解されづらくなることがわかっています。
Dr.小泉
これに関して言うと、コラーゲンペプチドを日常的に摂取している高齢者は転びにくくなるという臨床試験結果が出ています。もちろん運動は必要ですが、筋力がアップしたり、骨が強くなったりするからだと言えます。寝たきりになるのを防ぐにはフレイル予防が大事なので、それにも一役買ってくれるのではないかと思います。
今後、コラーゲンペプチドに期待することやご自身の抱負を教えてください。
Dr.小泉
日本以外の国では、コラーゲンというものが一般的にあまり注目されていないんです。なので、今後は世界中で注目してもらえるように、その大切さをより多くの人に伝えていきたいです。
真野先生
コラーゲンペプチドは医療の分野でも注目され始めていて、アメリカでは、スポーツ選手が手術後に摂取するのが当たり前になってきています。日本でも整形外科や歯科、再生医療などの分野で、もっと広く利用されるようになってほしいですね。コラーゲンペプチドの可能性や重要性は、今後ますます拡大していくと思っています。